漏電火災警報器の概要

漏電火災警報器とは、消防法により定められた消防用設備の一つであり、漏電を検知し警報を発報する装置のことです。

漏電とは一般的には電路の配線や機器の絶縁効果が薄れて、大地を帰路とする循環電流を生じる現象の事です。木造建築に多く見られるラス(鉄網)・モルタル塗りで、屋内電気配線から電流が漏れることにより、その経路にあたる壁下地の鉄網が発熱し、火災が発生することがあります。この電気の漏洩(漏電)による地絡電流による加熱出火を未然に防止するため、漏洩電流を感知して、警報を発する設備です。